プログラミング

似たようなことを何度も書いているが、もう一度。

大学の演習でプログラミング課題をやったとき、ある人のソースを私は普通に読めるのに、その人は私の書いたソースがわからないことがあって不思議に思ったことがある。私のソースは必要最低限のことしか書いていないため、行数自体は半分くらいになっており、私の方がわかりやすいはずである。その後、観察してみると、人のソースを読める人の方が少ないことに気づいた。プログラミングの作成能力に個人差があるのはよく知られているが、読解能力にも同じように個人差がある。
この差は、経験によるものもあるし、センスもあるだろう。相関はあるだろうが、プログラミングを始めてからの期間だけで測ることも難しい。

プログラミング言語は、英語や日本語などの言語より覚えることは、はるかに少ない。しかし、文法だけ覚えても、目的を達することはできない。必要なのは、調査やロジックや設計力などの総合的な能力である。問題解決能力向上のため、問題解決の手段としてもっとプログラミングを教えるべきではないだろうか。