最適化

共感した話。
自然選択の最適化能力とその限界
http://game.g.hatena.ne.jp/Nao_u/20051005

私は入社以来 十数年、組合せ最適化の仕事ばかりしている。しかも、出来上がっているソリューションを提供しているのではなく、顧客の問題を聞いてから、その度に解決策を考えている。こんなことを続けているのは、社内でも私だけだし、社外にも少ないと思う。顧客は、通信系が多いが多岐に渡る。そこで、たまに思うのが「そんなに最適化して意味があるのか?」ということである。
例えば、最適解を100%としよう。90%ぐらいまでだったら簡単に行くことも多い。95%だと手間が増える。 98%だと、えらい面倒だ。99%とか100%だと、ほぼ無理である。
最適化とは、無駄をなくすことである。でも、無駄とは余裕のことでもある。余裕を無くすとどうなるか。変化に対応できなくなる。だから、無駄を無くすことはよくないことにもなると思う。バランスの取れた最適化をすべきなのだろう。そういうことは、大学では教えない。この話は、学会でもしたが、共感は持ってもらえなかった。


東京タワーでは堪えたが、イキガミ第4話を立読みで泣いてしまった。